筋肥大のメカニズム

筋トレをするとどのようなメカニズムで筋肥大が起こるのか、完全には解明されていませんが、現在では大きく分けて2つのメカニズムが関係していると考えられています。1つは「筋繊維再生系」、もう1つは「タンパク質代謝系」と呼ばれるものです。

この記事では現在考えられている2つのメカニズムについて詳しく解説していきます。

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筋繊維再生系

これは筋繊維が傷つけられたときに再生をする仕組みで、筋トレによって活性化します。その役割は細胞を作って筋繊維を増やしていくことです。さらに、筋繊維1本1本を補修しながら少しずつ太くしていくことにもこの再生系という仕組みが関わっています。

一般的に言われる「トレーニングは筋肉を破壊する行為」というのはかなりオーバーな表現のようで、実際には筋肉が疲労している程度、あるいは細胞膜の機能が少し損なわれている程度だと考えられています。

タンパク質代謝系

筋肉の中では、筋タンパク質の合成と分解の両方が同時に起こっています。合成量から分解量を差し引いたもの(正味のタンパク合成)がプラスであれば筋肉は肥大し、逆にこれがマイナスであれば筋肉は萎縮します。

筋トレを行うと筋のタンパク合成は増大し、3時間後にピークとなり、その後48時間後にわたってゆっくりと低下していきます。合成と同時に分解も活性化されますが、このときの正味のタンパク合成量はプラスになることが分かっています。ただし、空腹状態でトレーニングを行い、その後も栄養摂取を行わないと正味のタンパク合成はマイナスになってしまうことが報告されています。

加圧トレーニングやパンプ重視の高負荷低回数のトレーニングのように物理的な刺激が少なく、筋繊維の損傷がほとんど引き起こされないトレーニングであっても筋肥大が起こるのは、このタンパク質代謝系が筋肥大に大きく関わっているからです。

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